到着して数日が過ぎているので記憶の糸を辿ろう。
出発の朝、自宅から成田に着く。見送りはセンチメンタルになるので断った。感情を押し殺しいざ、成田へ。
成田からシンガポールに7時間、シンガポール航空は快適でサービスも良い。ハゲタカ、殺人の追憶、ルーキーズの3本立てを見た。反論する方がたくさんいらっしゃるのを承知で書くが、何だ?ルーキーズのくだらなさは?日本が恥ずかしい。
まぁそれはさておき、先日、私が尊敬する加藤和彦さんが自殺された。
3年くらい前に悲しくーて、悲しくて♪とてもやりきれない時があり、それ以来のファンだったが、それ以上に、彼のバントメンバーの北山修さんが日本を代表する精神科医であるということが私を驚かせた。加藤和彦さんがうつ病を患っていたそうだが、そんな友人の死でどのような気持ちだったのか、私はまさにそれが知りたかった。その飛行機でまさにそんな追悼記を読む。いつもは読まない朝日新聞にめぐり合えたのも何かのご縁か。
内容を簡単に書くと、北山氏は「彼の自殺は回顧主義でない彼の生き方そのものだと」彼の自殺を賞賛こそしていた。しかし、最後に老後にお茶を飲みながら昔話することを楽しみにしていた一人の友人として、そして医者として彼の死を止められなかったことを後悔していると綴ってある。
見事、感情的にならず、自殺した友人を一切中傷せず、讃えてこそいる追悼記。私もかく強くありたいと思った。

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